シャーマンがロシア軍のために祈祷!?
今日、2023年6月21日、ロシアの国営タス通信が
「トゥヴァ共和国の最高位シャーマンと
ロシアの最高位シャーマンが
ロシア兵士の利益のために儀式を執り行った」
「このような儀式は定期的に行われているが、
本日は、夏至であり、エネルギー的な意味で最も縁起の良い日であるとのこと。」
と報じていた。
えええ、シャーマン?
そういえば、最近、ロシアでは伝統的な原始宗教であるシャーマニズムが
再び盛り上がっているとか、
ソ連時代にほとんど絶えてしまったと思われていたらしいけれど、
現在では再び注目を集めているとか・・・
21世紀にもなって、科学が進歩し、合理的な考えが主流となったはずの今、
何故、シャーマン経由で、神や精霊とのつながりを求める人が続出なんでしょ?
もしかして、神頼み?
シャーマンのメッカのトゥヴァ共和国とは
トゥヴァはアジア大陸の中央に位置し、面積は17万5,500平方キロメートルで、人口は31万人(2002年国勢調査)です。
南側の国境でモンゴルと接しています。
かつては清の支配下にありましたが、清の崩壊後はロシアの保護下に入りました。
トゥヴァは1921年から1944年までトゥヴァ人民共和国として独立していましたが、1944年にソ連邦に編入されました。
ソ連の崩壊後、1991年にトゥヴァ共和国はロシア連邦の一部となりました。
トゥヴァ共和国では、シャーマニズムの伝統が古くから根付いており、
人々の日常生活に組み込まれています。
トゥヴァ共和国は、自然の美しい景観が広がる場所であり、
その環境はシャーマニズムとのつながりを求める人々にとって
魅力的な要素となっています。
有名なトゥヴァ人の筆頭は、
父がトゥヴァ人、母がウクライナ人で、
自分は幼少期に東部ウクライナでロシア正教の洗礼を受けたとか・・・
なんて数奇な運命・・・・